地域の景観と安全を守るために ~放置車両対策の取り組みと議会での報告~
地域の困りごと、放置車両への取り組み
皆様、日頃より地域の様々なことに関心をお寄せいただき、ありがとうございます。このまちかど議会ONLINEを通して、皆様の身近な声に耳を傾け、私の活動をご報告できることに感謝しております。
さて、私たちの住む地域で、時折耳にするご相談の中に「放置車両」に関するものがあります。道端や空き地、駐車場などに、長い間同じ車が置かれたままになっているのを見かけることがあるかもしれません。このような放置車両は、単に場所を取るだけでなく、地域の景観を損ねたり、子どもたちの遊び場として危険であったり、時には不審者の隠れ場所になるなど、安全面での不安にもつながることがあります。また、ごみを捨てられたり、いたずらされたりして、周辺の環境悪化を招くことも考えられます。
皆様からの「何とかしてほしい」という切実な声は、地域で安心して快適に暮らしたいという共通の願いの表れだと受け止めております。政治家として、こうした身近な「困った」を解決するために、どのような取り組みを行っているのかをご報告させていただきます。
皆様の声を行政に届ける活動
私は日頃から、地域の皆様とお話しさせていただく機会を大切にしております。散歩の途中や地域の集まりなどで、「あの場所にずっと車が止まっているけれど、どうなっているの?」といったご相談を受けることが多くあります。こうした一つひとつの声が、私の活動の原動力となります。
ご相談を受けた際には、まず、どのような状況なのかを詳しくお伺いし、必要に応じて現場を確認させていただくこともあります。そして、その情報を元に、市役所の担当部署や警察と連携を取り始めます。
放置車両に関する問題は、その場所や状況によって、市役所が対応できるケース、警察が対応するケース、あるいはそれぞれの連携が必要なケースなど、様々な対応が考えられます。例えば、市役所には、公道や市の管理する土地に放置された車両に関する条例に基づいた手続きを進める部署があります。一方で、私有地内の問題であっても、所有者が分からない、持ち主と連絡が取れないといった場合には、警察の協力が必要となることもあります。
私は、皆様から寄せられた具体的な情報をこれらの関係機関に正確に伝え、迅速な対応をお願いしています。「〇〇という場所にある△△色の車について、地域住民から相談がある」というように、具体的な情報を伝えることで、行政や警察も状況を把握しやすくなります。
解決に向けたプロセスと成果
放置車両の対応は、所有者の特定や連絡、警告、そして最終的な撤去など、法に基づいた慎重な手続きが必要です。そのため、すぐに解決に至らない場合もあり、皆様にはご心配をおかけすることもあるかと存じます。しかし、私は関係部署に対し、地域の声が寄せられていること、そしてそれが地域住民の皆様にとって切実な問題であることを粘り強く伝え、対応の進捗を確認し続けております。
これまでの活動を通して、所有者が確認できて車両が移動された事例や、行政の手続きが進み撤去に至った事例も複数あります。もちろん、全ての放置車両がすぐに解決するわけではありませんが、皆様からの声をきっかけに行政や警察が動き出し、解決につながるケースがあるということをお伝えしたいと思います。
私の役割は、皆様の声を「点」で終わらせず、行政や警察につなぎ、「線」として具体的な対応を引き出すことだと考えております。そして、そのプロセスを分かりやすく皆様にお伝えすることにも努めてまいります。
今後の展望と地域へのメッセージ
放置車両の問題は、所有者のモラルや経済的な事情など、様々な背景が絡み合っている場合もあり、一朝一夕に解決できるものではありません。しかし、地域の皆様が安心して暮らせる環境を守るために、私はこれからも、皆様からの声に真摯に耳を傾け、行政や警察と連携しながら、一つひとつの放置車両の問題に丁寧に対応してまいります。
もし、お住まいの地域で放置車両にお気づきの際は、お気軽に私にご連絡ください。皆様からいただく情報が、問題解決への第一歩となります。
地域の皆様が安心して、そして気持ちよく暮らせるよう、皆様と共に歩んでまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。