地域の皆様の「困った」に寄り添う買い物支援 ~身近な取り組みと議会での活動報告~
地域の皆様の「困った」に寄り添う買い物支援について
皆様、いつもまちかど議会ONLINEをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、私たちの身近な地域で、特に高齢の皆様からよく伺う「買い物に関する困りごと」について、現状とこれまでの私の活動、そして今後の展望についてご報告させていただきたいと思います。
なぜ「買い物」が地域の課題になるのでしょうか
私たちの地域も、時間の流れとともに変化しています。昔ながらのお店が少なくなったり、少し離れた場所に大型のお店ができたりと、買い物をする場所の状況が変わってきていると感じる方もいらっしゃるかもしれません。
特に、お車の運転が難しくなった方や、坂道が多い地域にお住まいの方などにとっては、日々の食料品や日用品の買い物に出かけること自体が、少しずつ大変になってきている、というお声を耳にする機会が増えています。
これは、ただ単に「物が手に入りにくい」というだけでなく、地域とのつながりが減ってしまうことにもつながりかねない、大切な課題だと認識しています。皆様が住み慣れた地域で、いつまでも安心して暮らし続けるためには、毎日の生活に欠かせない買い物を支える仕組みがとても重要だと考えています。
これまでの取り組みと議会での活動
このような地域の皆様の「困った」という声を受け、行政や地域の団体では、これまでにも様々な取り組みを進めてきました。
例えば、地域内を巡回するコミュニティバスの運行や、自宅まで食事を届けてくれる配食サービス、あるいは週に何度か決まった場所にやってくる移動販売車なども、その一つと言えるでしょう。これらは、地域の皆様の生活を支えるための大切な取り組みです。
私は、これらの既存の取り組みが、本当に地域の皆様にとって使いやすいものになっているのか、十分な支援が行き届いているのかといった視点から、議会の場でも積極的に質問や提案を行ってまいりました。
例えば、「コミュニティバスのルートや時刻表が、高齢者の方が利用しやすいものになっているか」「移動販売の来る場所や時間について、もっと多くの皆様に周知する方法はないか」など、皆様から直接伺った具体的な声をもとに、改善を求めてきました。また、地域でボランティアとして買い物支援を行っている方々への支援や、新しい技術を活用した買い物代行サービスなども視野に入れ、どのような支援が可能かを行政に働きかけています。
これらの活動は、議員一人で行えるものではなく、多くの関係者の皆様との連携や、何よりも地域の皆様からの情報提供があってこそ進めることができるものです。
今後の展望と地域の皆様へのメッセージ
買い物に関する課題は、地域の状況や皆様お一人お一人の状況によって異なります。画一的な対策だけでは、すべての皆様の困りごとを解決することはできません。
今後は、さらに地域の細やかなニーズを把握するために、皆様のお声を聞く機会を大切にしていきたいと考えています。そして、既存のサービスをよりきめ細かく改善していくことはもちろん、例えば、地域住民同士がお互いを支え合うような仕組みづくりや、地域の商店と連携した新しい買い物支援の形なども検討し、提案してまいります。
私が政治活動を行う上で、最も大切にしているのは、地域の皆様の「声」です。日々の暮らしの中で感じる小さな困りごと、これは市政をより良くするための貴重なヒントだと考えています。
これからも、地域の皆様が、住み慣れた場所で、ご自身のペースで、安心して生活を送れるよう、身近な買い物支援をはじめとする様々な課題に真摯に向き合ってまいります。
このまちかど議会ONLINEを通して、皆様からのご意見やご要望をぜひお聞かせください。皆様の声一つ一つが、より良い地域をつくるための大きな力となります。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。