地域で働く場所を守り、創るために ~身近な雇用機会と議会での活動報告~
地域で働くこと、身近な場所で暮らしを支えるということ
皆様、いつもまちかど議会ONLINEをご覧いただき、ありがとうございます。
私たちの暮らしは、働くこと、そして身近なお店や会社といった「働く場所」に深く関わっています。地域で働くことは、生活を支えるだけでなく、地域の活力そのものにもつながっています。しかし、近年、地域の商店が閉店したり、馴染みの会社が移転したりといったニュースを聞くことも増えてまいりました。
私たちが住むこの地域で、安心して働き続けられる場所があること、そして新しく働く機会が生まれることは、地域で暮らす多くの人々にとって、とても大切な願いだと感じております。今回は、地域の働く場所、つまり雇用機会について、私が日頃どのような声をお聞きし、議会でどのような活動をしているかをご報告いたします。
地域の声から見えてくる働く場の課題
私は、地域の商店や工場、中小企業を訪ね、経営者の方々やそこで働く方々から、直接お話を伺う機会を大切にしています。
- 「後継者がいなくて、店を閉めるか悩んでいる」
- 「若い人がこの地域で働きたくなるような仕事が少ない」
- 「新しい事業に挑戦したいが、どうすればいいか分からない」
- 「人手不足で困っている」
このような切実な声をお聞きする中で、地域の働く場が抱える様々な課題が見えてまいりました。少子高齢化による担い手不足、事業の継続に関する不安、新しい時代に対応するための変化の難しさなど、課題は一つではありません。
これらの課題は、単に経営の問題にとどまらず、地域で暮らす皆様の雇用機会や、地域経済全体の活気にも直結する重要な問題です。
議会での取り組みと具体的な活動
私は、お聞きした地域の声を市政に届け、働く場所を守り、創り出すための具体的な政策につなげるべく、議会活動を行っております。
具体的には、以下のような提案や活動に取り組んでいます。
- 地域の中小企業や商店への支援策の強化: 事業の継続や新しい挑戦を後押しするための補助金や相談体制の拡充を提案しています。例えば、古い店舗を改修して新しい事業を始める際の費用の一部を支援する制度や、専門家による経営相談を受けやすくする仕組み作りなどです。
- 創業や新しい働き方への支援: 地域で新しく事業を始めたい方を応援するためのセミナー開催や、資金調達に関する情報提供を推進しています。また、子育てや介護と両立しやすい働き方、多様な人材が活躍できる環境整備についても、議論を進めています。
- 働く人と企業の橋渡し: 地域で仕事を探している方と、人手を求めている企業とのマッチングを支援する取り組みの活性化を提案しています。ハローワークなど既存の機関との連携強化や、地域に特化した求人情報の発信強化などが考えられます。
- 地域の魅力を活かした産業の振興: この地域の特性を活かした産業(農業、観光、伝統工芸など)を支援し、そこで働く機会を増やす取り組みも重要だと考えております。
これらの活動は、すぐに目に見える形にならないこともありますが、地域の働く場所が元気になり、それが皆様の暮らしの安心につながることを目指しています。
これからも地域の働く声を大切に
地域の働く場所を守り、新しい雇用機会を創り出すことは、この地域がこれからも活き活きとあり続けるために不可欠です。それは、地域で暮らす皆様一人ひとりの暮らしの安定にもつながります。
私自身の活動は、まだ道半ばです。これからも地域の皆様、特に地域の事業者やそこで働く方々の声に耳を傾け、現場の状況をしっかりと把握することから始めてまいります。
もし、皆様の身近なところで、働くことに関するお困りごとや、地域経済活性化のためのアイデアなどがございましたら、ぜひお聞かせください。皆様の「声」が、私の活動の原動力となります。
この地域が、誰もが安心して働き、活き活きと暮らせる場所であり続けるよう、これからも精一杯務めてまいります。今後とも、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。