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地域の「きれい」を守るために ~ポイ捨て・落書き対策の現状と議会での提案~

Tags: 地域美化, ポイ捨て, 落書き, 環境問題, 議会活動

地域の「きれい」を守るために ~ポイ捨て・落書き対策の現状と議会での提案~

日頃より、地域の活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。

私たちの住む街は、日々の生活の舞台であり、かけがえのない場所です。この街がいつもきれいで、気持ちよく過ごせる場所であることは、そこに暮らす皆様にとって大切なことだと考えております。しかし残念ながら、街を歩いていると、ポイ捨てされたごみを見かけたり、公共の場所に落書きがあったりすることがあります。こうした身近な問題は、街の景観を損なうだけでなく、地域の安全や活力を低下させる原因にもなりかねません。

私自身も、地域の皆様から「もっと街をきれいにできないか」「子どもの通学路に落書きがあって気になる」といったお声をいただくことがあります。こうした声をお聞きするたびに、政治家として、この身近な「きれい」を守るために、どのようなお手伝いができるのかを常に考えております。

ポイ捨てや落書きが地域に与える影響

ポイ捨てされたたばこの吸い殻や空き缶、ペットボトルなどは、見た目が悪いだけでなく、小さな子どもたちが触れてしまったり、ごみがたまると悪臭の原因になったり、衛生上の問題を引き起こすこともあります。また、雨水がごみに溜まると蚊の発生源になるなど、健康にも関わる問題です。

落書きは、建物の壁や橋の柱などに無断で描かれるもので、器物損壊という犯罪行為です。落書きがある場所は、なんとなく雰囲気が悪くなり、他の犯罪も起こりやすい場所のように感じられてしまうこともあります。地域にお住まいの方々が、自分の街に愛着を持ち、安心して暮らすためにも、こうした美化問題への対策は欠かせません。

地域で行われている様々な取り組み

こうした美化問題を解決するために、地域では様々な取り組みが行われています。町内会や自治会の皆様が定期的に行っている清掃活動、ボランティア団体による花壇の整備活動、地域の学校で行われる環境学習などがその例です。また、行政も啓発ポスターの掲示や、不法投棄されたごみの撤去などを行っています。

これらの活動は、地域の皆様の「自分たちの街をきれいにしたい」という強い思いによって支えられており、本当に頭が下がる思いです。私自身も、地域の清掃活動に参加させていただく中で、皆様の地域への愛着をひしひしと感じております。

議会での活動と行政への働きかけ

政治家として、こうした地域の皆様の努力を後押しし、街全体の美化をさらに進めるためには、議会や行政の力も必要だと考えております。

私はこれまで、議会の場で、地域の美化問題について取り上げ、行政に対していくつかの提案や質問を行ってまいりました。例えば、地域の皆様が行う清掃活動への支援を強化すること、特に高齢者の方や小さな子どもをお持ちの方が参加しやすいような仕組みづくりについて提案しました。また、ポイ捨てが多い場所や落書きが頻繁に発生する場所に対し、地域の防犯カメラの設置状況と連携し、抑止力となるような対策を講じることの重要性を行政に訴えました。

さらに、将来を担う子どもたちが、幼い頃から環境美化の大切さを学ぶことができるよう、学校教育や地域のイベントの中で、楽しみながら学べる機会を増やすことについても働きかけております。これは、単にごみを拾う、落書きを消すといった一時的な対策だけでなく、一人ひとりが街を大切にする気持ちを育むことが、長期的な美化につながると考えているからです。

行政からは、これらの提案に対して、現在検討を進めている、あるいは予算化に向けて努力している、といった回答をいただいております。すぐに全てが実現できるわけではありませんが、議会を通じて粘り強く訴えかけ、地域の実情に合った対策が進むように働きかけていくことが私の役目だと認識しております。

今後の展望と皆様へのお願い

街の美化は、行政や一部の人々だけが行うものではなく、そこに暮らす私たち全員で作り上げていくものです。今後も、地域の皆様の声にしっかりと耳を傾けながら、ポイ捨てや落書きのない、誰もが気持ちよく、誇りを持って暮らせる街づくりを目指して活動してまいります。

皆様におかれましても、日々の生活の中で、例えばごみを持ち帰る、地域の清掃活動に参加してみる、といった身近なことからご協力いただけると幸いです。また、お気づきの点やご意見がありましたら、どうぞお気軽に私にお声をお聞かせください。皆様の声が、私の活動の何よりの力になります。

これからも、この街がより美しく、そしてより暮らしやすい場所となるよう、精一杯努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。