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暮らしの歩きやすさを考える ~身近な段差解消とバリアフリー化への取り組み~

Tags: バリアフリー, 段差解消, 地域改善, 安全, 高齢者

地域の「歩きやすさ」を皆さまと一緒に考える

日頃より、地域の様々な活動にご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。

私たちの住む地域で、誰もが安心して、気持ちよく歩けるようにすることは、日々の暮らしの質に関わる大切なことです。特に、高齢の方やお子様連れの方、また一時的に怪我をされた方など、様々な状況にある方々にとって、「歩きやすさ」はより重要になります。

近年、地域を歩いていて「ここに段差があって通りにくい」「坂道が滑りやすい場所がある」「道幅が狭くてすれ違うのが大変」といったお声をいただく機会が増えてきました。こうした身近な「歩きにくさ」は、私たちの生活の小さなストレスになるだけでなく、転倒などの思わぬ事故につながる可能性も秘めています。

身近な「歩きにくい場所」を改善するための活動

皆さまから寄せられるこうした声を受け、地域を実際に歩き、問題となっている場所を自分の目で確認する活動を続けています。

例えば、ご自宅のすぐ近くにある道路と歩道の小さな段差。普段は気にならないかもしれませんが、足腰が弱ってきた方や、ベビーカーを押している方にとっては、これが大きな負担や危険になることがあります。また、公園へのアプローチにある階段が、高齢者の方にはきつく感じられるというお声や、通学路の一部に水たまりができやすく、歩きにくい場所があるというご指摘もいただきました。

こうした具体的な情報を一つひとつ丁寧に集め、どのような改善が必要かを考えていきます。そして、地域の皆さまのご意見も伺いながら、関係する役所の担当部署と連携を取り、改善に向けた話し合いを進めています。

すぐに大規模な工事は難しい場合でも、例えば小さな段差にスロープを設置できないか、滑りやすい場所に滑り止め加工を施せないか、といった比較的取り組みやすい改善策から提案しています。また、長い目で見ると改修が必要な場所については、計画的に整備が進められるよう、議会の場などを通じて働きかけを行っています。

大切なのは、大きな道路だけでなく、皆さまが日常的に利用される生活道路や、よく通る場所にある小さな課題に目を向けることです。地域の方々から「ここが危ないよ」「こうなるともっと便利なのに」といった具体的な情報をいただくことが、改善活動の大きな第一歩となります。

今後の展望と皆さまへのお願い

誰もが安全で快適に移動できる地域は、より多くの人が活動的になり、地域の賑わいにも繋がると考えています。これからも、地域の皆さまの「歩きやすさ」に関わる身近な声に耳を傾け、一つでも多くの課題を解決できるよう、地道な活動を続けてまいります。

もし、皆さまの身の回りで「ここが歩きにくくて困っている」「こんな場所で危ない思いをした」といった場所がありましたら、ぜひお聞かせください。皆さまからの情報が、地域の安全・安心な歩行環境づくりを進める上での貴重な手がかりとなります。

地域の皆さまと一緒に、この地域がより暮らしやすい場所になるよう、今後も全力で取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。